看護の道のり~身だしなみ編~

まずは見た目から、それらしく!

看護師の髪色について

人の髪の毛の色には、1レベルから20レベルまであります。簡単にいうと1レベルは黒で、20レベルは白です。数字が上がるにつれて黒から茶色、茶色から金髪、金髪から白へと変化します。日本人の髪の明るさの平均が4から5レベルだといわれていることからNPO法人日本ヘアカラー協会は、髪の明るさを4レベルから15レベルの12段階に分類しています。ヘアカラーは人の見た目や第一印象に大きく関係することから多くの職場で重要視されており、看護師を含む医療業界においても同じです。

 

看護師のヘアカラーは複数の医療関係団体で、6レベル程度がふさわしいとされています。6レベルは一般的に中高生が許される範囲の明るさで、黒に近い茶色です。看護師の理想の髪色は6レベルまでだと考えられますが、実際には髪色を厳しく決めている病院はほとんどありません。しかし、一般的に大学病院や総合病院などは病院のイメージを守るため髪色に関しても厳しく、クリニックなどの診療所は緩い傾向があります。患者さんのなかには黒髪は優等生で茶髪は不良というイメージを持った人もいるため、あまり明るすぎないようにという程度が多いです。

 

ともあれ、看護師の髪色に関しては病院によって違いがあるため、就職する場合や転職する際には自己判断することなく、就業規則などを確認することが大切です。基本的な考えとして、看護師は病院の顔となり幅広い年齢層の患者やさまざまな価値観をもった患者さんと接する仕事だということを頭にいれておくとよいでしょう。なお、就業規則などにより地毛で髪色を楽しむことができそうにないという人は、ウィッグやヘアスプレーで髪色を楽しむ方法もありますよ。※詳細⇒「おしゃれナースの髪色事情